大腸ポリープ切除
COLONOSCOPIC REMOVAL
大腸ポリープとは、大腸内にできる「いぼ」のような隆起性の病変を向き、形状や大きさは様々で、1mm程度の小さいものから数cmに及ぶものもあります。ポリープには非腫瘍性と腫瘍性の2種類があり、非腫瘍性には炎症性や過形成性が含まれます。腫瘍性には、大腸ポリープの約8割を占める腺腫や「がん」また、腫瘍性には隆起性の病変だけでなく、陥没した腺腫や陥凹型のがんも存在します
POLYPECTOMY
ポリペクトミー
スネアというループ状のワイヤを直接ポリープの根元に締め付けて切除する方法で、電気を流さないで切除するコールドスネアポリペクトミーと電気を流して切除するホットスネアポリペクトミーがあります。コールドスネアポリペクトミーは、サイズ10mm未満の比較的小さなポリープに適応され、出血のリスクがほとんどなく一般的な切除方法となっております。10mm未満であっても、形態・性質・部位等でコールドポリペクトミーの適応にならないものもあります。一方、ホットスネアポリペクトミーはサイズ10mm~20mmのポリープで、遺残や出血などの危険性から、電気を流すことで凝固止血と腫瘍壊死効果を目的とした切除方法になります。コールドスネアポリペクトミーよりは出血や穿孔などの合併症が0.39%とやや高くなります。