日頃のストレスなども原因になる可能性
REFLUX ESOPHAGITIS
胃酸が食道に逆流することによって食道の粘膜が炎症を起こす疾患であり、現代の食生活や生活習慣の変化により、年々その罹患率が増加しています。胸やけや胃酸の逆流感、さらには胸部や喉の痛みなどの症状が特徴で、放置すると食道に潰瘍や狭窄が生じるリスクがあります。主な原因には、食生活の乱れや肥満、過度の飲酒、ストレス、さらには妊娠中のホルモン変化などが挙げられます。
食生活や生活習慣の見直し
逆流性食道炎の症状が生活にどのような影響を与えているか、また、症状がどのくらいの頻度で現れるかを把握することは大事で、内視鏡所見と併せて今後の治療へとつながります。胃酸の出過ぎを抑え、肥満を解消するための食事として低脂肪食が推奨されています。 また、胃酸の分泌を促進する油っぽいもの、甘いもの、刺激性の強いもの、アルコールは極力避け、禁煙を心がけましょう。
その他にも、食後すぐに横にならない、ベルトやコルセットを締め付けすぎない、前かがみにならない、寝るときは上半身を少し高くして食道に胃酸が逆流しにくいようにするなどの生活習慣の改善により、症状が和らぐこともあります。また、腹圧を下げるために、適度な運動と食事内容の工夫で肥満や便秘の解消ができるよう生活を見直してみましょう。
妊娠中は胃が圧迫されるので、お腹を圧迫するような姿勢をとらないようにしましょう。