下北沢メディカル 内科・消化器内視鏡クリニック

内視鏡は東京都、世田谷区で症状に応じた治療 | 膵のう胞性腫瘍

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膵のう胞性腫瘍(IPMN 膵管内乳頭粘液性腫瘍、MCN 粘液性嚢胞腫瘍、SCN 漿液性嚢胞腫瘍、PNET 膵神経内分泌腫瘍、SPN 充実性偽乳頭状腫瘍)

悪性化する可能性もある腫瘍

PANCREATIC CYSTIC TUMOR

IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)、MCN(粘液性嚢胞腫瘍)、SCN(漿液性嚢胞腫瘍)、PNET(膵神経内分泌腫瘍)、SPN(充実性偽乳頭状腫瘍)といった多様な膵のう胞性腫瘍の種類があります。良性から悪性まで多岐にわたるため、適切な診断が大事です。膵臓に液体を含む嚢胞が形成されるもので無症状のまま進行しますが、悪性化するリスクもあります。

患者様の症状を考慮した上での対応

膵臓内に形成される液体が詰まった腫瘍であり、性質や治療方針において多様な種類が存在します。膵臓の異常な成長や液体の蓄積によって生じ、膵臓の機能に影響を及ぼす可能性がありますので、患者様の状況に応じたオーダーメイドの治療プランが鍵です。主に膵のう胞腺腫や膵内分泌腫瘍、膵管内乳頭粘液腫瘍などがあり、診断や治療において考慮すべきポイントが異なります。

お腹の辺りに不快感や痛みが発生

膵臓内に液体が溜まることで形成される腫瘍で、それぞれの腫瘍タイプによって症状は異なりますが、初期には自覚症状がほとんどないことが多いです。しかし、腫瘍が大きくなるにつれて、腹部の不快感や痛みがあることがあります。痛みはしばしば腹部の上部や背中に放射し、食後に悪化することも考えられます。膵のう胞腺腫の場合、大きくなると膵臓周囲の組織を圧迫させてしまいます。

遺伝的要素なども考慮しながら検査

腫瘍が発生する状態を指し、主に膵臓の腺組織内に形成されます。共通して膵のう胞性腫瘍の原因には複数の要因が関与していると考えられ、遺伝的要因が膵のう胞性腫瘍の発生に関与している可能性があります。特定の遺伝子変異や家族歴がある場合、膵のう胞性腫瘍のリスクが高まることが知られ、膵臓癌や膵のう胞性腫瘍が家族内で複数発生する場合、遺伝的な素因が考慮されます。

患者様の今までの病歴なども確認

腫瘍の種類や大きさ、進行度を把握するために不可欠ですので、状況に応じて柔軟に対応しています。最初のステップとして、患者様の症状や病歴を詳細に問診し、膵のう胞性腫瘍の可能性を検討します。また、腹部超音波検査を利用した検査を実施し、非侵襲的に腫瘍の有無やその大きさを確認しています。超音波検査は、膵臓の構造を詳細に観察できるため、腫瘍の初期評価に役立ちます。

腫瘍の大きさに合わせて手術なども実施

膵のう胞性腫瘍の治療方法は、サイズ、位置、進行度によって異なり、症状に合わせた治療を選択することが重要です。治療方法は主に外科的手術、内視鏡的治療、そして支持療法が中心です。腫瘍が悪性であるか良性であるかに関わらず、腫瘍の完全な切除が行われることが多く、手術の方法としては、腫瘍の位置や大きさに応じて膵部分切除、膵全摘、または膵のう胞のみを取り除きます。

膵のう胞性腫瘍とは?

膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)

膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は、膵管上皮に腫瘍細胞が発生し、粘液を分泌することで膵管が太くなる嚢細胞状に見える病気です。IPMNには、主膵管に腫瘍がある「主管膵」 「分枝型」、主膵管に合流する分枝に腫瘍がある「分枝型」、および両方に腫瘍が存在する「混合型」の3つのタイプがあります。多くの場合、IPMNは低悪性度で経過観察が可能ですが、腺腫や上皮内癌に成長し、膵管外に浸潤・進行する可能性があります。このような場合、潤浸癌となる前に切除しますが必要です。浸潤がんが疑われる場合は通常の膵がんと同様の切除を行い、初期IPMNには膵臓機能を温存する低攻撃攻撃な手術を選択しています。

粘液性嚢胞腫瘍(MCN)

粘液性嚢細胞腫瘍(MCN)は、膵管とつながらずに独立した嚢細胞が形成される粘液産生腫瘍で、主に膵臓の体尾部に発生し、患者の多くは女性です。腫瘍ですが、嚢細胞壁にがんが発生し、周囲組織や遠隔臓器に浸潤・転移する可能性があります。浸潤がんになる前であれば、腹腔鏡下膵切除が有効であり、治癒がなお、腫瘍が大きい場合や高さの浸潤がんを伴う場合には、開腹手術が必要となることもあります。

充実性偽乳頭状腫瘍(SPN)

充実性偽乳頭状腫瘍(SPN)は、本来は中が詰まった腫瘍ですが、腫瘍内の血管が壊れて出血や壊死が早く、嚢細胞が形成されます。あり、若い女性に多く見られるのが特徴です。 低悪性度の腫瘍ですが、稀に転移する可能性があるため、発見された場合には切除が推奨されます。治癒が期待できるため、腹腔鏡下膵切除や膵機能温存手術が適しています。 なお、大きな腫瘍の場合は開腹手術が必要になることもあります。

漿液性嚢胞腫瘍(SCN)

漿液性嚢細胞腫瘍(SCN)は、漿液を含む小さな嚢が多数集まって形成される腫瘍です。基本的に良性であり、多くの場合、経過観察で大きさに変化が見られません。まれに腫瘍が大きくなり、周囲の臓器や血管を圧迫して腹痛などの症状があることを考えます。その場合は手術が検討され、腫瘍の部位に応じて膵頭十二指腸切除や膵体尾部切除などの方法が選択されます。

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